Heroku の Python サポートリファレンス
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最終更新日 2025年01月13日(月)
Table of Contents
Heroku は Python アプリケーションをサポートしており、これには Django、FastAPI、Flask のように一般的なフレームワークで構築されたものも含まれます。このドキュメントには、バージョンのサポート情報が記載されています。
Heroku が Python アプリケーションを認識してビルドする仕組みの詳細については、「Heroku での Python の動作」を参照してください。
Python アプリのサンプルをデプロイする方法については、「Heroku スターターガイド (Python)」チュートリアルを参照してください。
新しいアプリのデフォルトの Python バージョン
新しく作成された Python アプリは、デフォルトで最新パッチバージョンの Python 3.13 を使用します。
Cedar 世代のアプリの場合、別のバージョンを指定するかビルドキャッシュをクリアしない限り、アプリの後続のビルドは最初の Python のメジャーバージョンに固定されます。
Fir 世代のアプリの場合、アプリの後続のビルドはビルド時点でデフォルトの Python バージョンを使用するため、使用されるバージョンは時間の経過と共に変わります。
デフォルトバージョンに依存するのではなく、.python-version
ファイルでアプリの Python バージョンを指定することを強くお勧めします。
Python バージョンを指定する
Python バージョンを指定するには、こちらの例のように、アプリのルートに追加された .python-version
ファイルを使用します。
サポートされている Python バージョン
サポートされているバージョンとは、Heroku のツールおよびプラットフォームが所定のバージョンと連動することを期待できることを意味します。また、技術サポートを受けられることも意味します。
新しい Python バージョンにはパフォーマンスと機能の改善が多数含まれているため、可能な限り最新の Python バージョンを使用することをお勧めします。
Python バージョン | 最初のリリース | アップストリームのサポート終了 | Heroku Status |
---|---|---|---|
3.13 | 2024 年 10 月 | 2029 年 10 月 | サポート対象 |
3.12 | 2023 年 10 月 | 2028 年 10 月 | サポート対象 |
3.11 | 2022 年 10 月 | 2027 年 10 月 | サポート対象 |
3.10 | 2021 年 10 月 | 2026 年 10 月 | サポート対象 |
3.9 | 2020 年 10 月 | 2025 年 10 月 | 非推奨 |
3.8 | 2019 年 10 月 | 2024 年 10 月 | サポート終了 |
3.7 | 2018 年 6 月 | 2023 年 6 月 | サポート終了 |
3.6 | 2016 年 12 月 | 2021 年 12 月 | サポート終了 |
Python バージョンサポートポリシー
Python バージョンのサポートは、アップストリームの Python バージョンライフサイクルに従います。
当社では、アップストリームのサポート終了 (EOL) に近づくとバージョンを廃止し、EOL の発生後すぐに Python buildpack のサポートを削除します。Python バージョンのサポートが削除されても既存のアプリは引き続き実行されますが、さらにビルド/コードのデプロイを実行する前に、サポートされている Python バージョンにアップグレードする必要があります。
Python バージョンがアップストリームの EOL に達する前にアップグレードして、アプリのセキュリティを確保することをお勧めします。
当社では、サポートされている Python の各メジャーバージョンの最新のパッチリリースのみをサポートしています。
動作
Heroku が Python アプリケーションを処理する仕組みの詳細については、「Heroku での Python の動作」を参照してください。
カスタマーサポート
Heroku サポートチャネルのいずれかを通じて問題を報告できます。